鋳物コンロとは?|業務用で使われ続ける理由と特徴

鋳物コンロとは

鋳物コンロとは、バーナー本体や五徳などの主要部品に鋳鉄(鋳物)を使用した業務用ガスコンロのことを指します。
鋳鉄は、溶かした鉄を型に流し込んで成形する製法で作られ、肉厚で重量があり、熱や衝撃に強い素材です。

見た目はシンプルで無骨ですが、強い火力を安定して出すことを前提にした構造になっており、飲食店の厨房を中心に、長年使われ続けてきました。

鋳物コンロの特徴①

強火・全開使用を前提とした火力設計

鋳物コンロは、基本的に火を全開で使うことを前提に設計されています。

といった調理を想定しているため、
火力を細かく調整して使うコンロではありません。

その分、

という点が評価されています。

ただし、機種によってサイズや火力が異なるため、想定してる調理にあった鋳物コンロを選定することが大事です。

鋳物コンロは、
「強火が必要な工程を任せるためのコンロ」
という位置づけで考えると分かりやすい調理機器です。

鋳物コンロの特徴②

ガス管さえあれば、場所を選ばず使える「取り回しの良さ」

鋳物コンロの大きな特徴のひとつが、
ガス配管さえあれば使用でき、設置場所を選びにくいという点です。

そのため、あらかじめ設備が整っていない環境でも使いやすく、「必要な場所に置いて使う」という運用がしやすい調理機器です。

重量はありますが、基本的には据え置きで使うため、設置条件の自由度という意味では取り回しが良いと言えます。

屋外の屋台・イベントでの使用

鋳物コンロは、

といった環境でも使われることがあります。

風の影響を受けやすい屋外でも、強火を安定して出せるため、短時間での調理や連続使用が求められる場面に向いています。

災害時・非常時の調理用途

また、鋳物コンロは
災害時や非常時の炊き出し用途として使われることもあります。

という特性から、非常用の調理機器として選ばれるケースもあります。

お客様の卓でのテーブル調理

厨房内だけでなく、お客様の卓でのテーブル調理用として使われることもあります。

など、調理工程の一部を客席で行うスタイルでは、火力があり、構造がシンプルな鋳物コンロが選ばれることがあります。

追加の1台として選ばれるケースも多い

鋳物コンロは、
組み込み型のガスコンロをすでに使用している厨房で、
火力が必要な調理用の「追加の1台」
として導入されるケースも多くあります。

例えば、

といった使い分けです。

既存の設備を大きく変更せずに、強火専用の調理環境を足せる点も、鋳物コンロの使いやすさと言えます。

業務用厨房で鋳物コンロが使われ続ける理由

鋳物コンロが業務用厨房で長く使われている理由は、次のような点にあります。

厨房では、
「誰が使っても同じように使えること」
「特別な操作を覚えなくていいこと」
が重要です。

鋳物コンロは、現場向きの道具として分かりやすい存在として選ばれてきました。

用途別|鋳物コンロが使われる主な業態

中華料理

和食・日本料理

焼き物・鉄板調理

ラーメン・麺類

いずれも、強火を安定して使うことが求められる業態です。

鋳物コンロメーカーとしてのタチバナ製作所

タチバナ製作所では、
業務用鋳物コンロを中心に、用途や使用環境に合わせた製品づくりを行っています。

といった使い方によって、適した機種や仕様は異なります。

まとめ

鋳物コンロは、

です。

「強い火力が必要な工程を任せるための1台」
という視点で考えると、鋳物コンロの特性が分かりやすくなります。

鋳物コンロについて基本的な特徴をご紹介しましたが、
実際に導入を検討する際や、使用中に気になる点はもう少し具体的になります。

以下の記事では、
用途に合った鋳物コンロの選び方や、
火がうまくつかないときの対処方法・清掃のポイントについて詳しく解説しています。

鋳物コンロをより安心して使うために、あわせてご覧ください。